青と夏
夏だ。
窓から見える緑が、陽の光で爽やかに黄色みを増している。ポカリスエットのCMみたいな、学校の夏をなんとなくイメージしてしまう。こうも刷り込まれていると、広告の影響力を感じる。音楽動画を流しっぱなしにしていたら、Mrs. GREEN APPLEの「青と夏」のミュージックビデオが始まった。
泣きそうになっちゃった。
出演者たちは演技をしているんだろうけど、演技に見えない瞬間がいくつもある。心にガツンとくる表情がとても素敵だ。石段の上から、下にいる男の子へ向けて、勇気を出して何かを叫ぶ女の子。音は聞こえないけど、告白の言葉が聞こえてくる。女の子たちを横目に海へ駆け、そのまま飛び込んでいく男の子たち。最後の男の子はくるっと体をひねり、背中から飛び込む。その動きから、本当の衝動が伝わってくる。校庭でみんなが見せる、本当に楽しそうな表情。
戸塚富士丸監督をはじめとするスタッフのみなさんが、出演者たちといい関係を築いて、あの表情や動きを引き出したんだろうなと想像してしまう。じんわりしたり、キュンとしたり。画面の中の夏に、ちゃんと心を動かされた。
何周も遅れて、ミセスにハマっちゃった。